人に役立つフィトケミカル成分の種類と機能

2019/11/06 ブログ
花

日本ナチュラルホリスティックトリートメント協会代表理事の長屋博美です。

心と身体の癒しブログコルサナにご訪問頂き誠に有難うございます。

今回は植物が作り出したフィトケミカル成分の説明をしていきます。

フィトケミカル成分の分類
植物は光合成によってグルコースをつくり、さまざまな糖質や脂質を生合成します。

根から取り込んだN(窒素)を利用してアミノ酸やタンパク質、核酸を生合成します。

糖質や脂質、タンパク質や核酸は植物が生きていく上で必須です。これらの代謝産物を「一時代謝産物」と呼びます。

植物は一次代謝産物以外にさまざまなな化学物質を生合成しています。

これらをフィトケミカル成分と言い、一次代謝産物に対して「二次代謝産物」と呼びます。

二次代謝産物は分子構造の違いや、物理・化学的な特徴の違いによって、アルカロイドやフラボノイド、苦味質や粘液質など、いろいろ分類することができます。

フィトケミカル成分の分類と特徴
1つのハーブでも、フィトケミカル成分は数百から数千にものぼります。

大きくは水溶性物質と脂溶性物質に分類することができます。

 

アルカロイド
窒素原子を含む有機化合物で、強い苦味があります。

中枢(脳、脊髄)性の鎮静・鎮痛・興奮作用などの激しい作用をもたらすため、薬用または有毒植物であることが多く、また、アルカロイドは医薬品の原料に用いられます。

芳香族化合物
抗酸化作用や抗腫瘍作用がある成分が多岐にわたります。

①フラボノイド
鎮静、鎮痙、発汗、利尿、緩下作用、血管保護、抗アレルギーなど、さまざまな作用があります。抗酸化作用や抗腫瘍作用も注目されています。

②タンニン
タンパク質を固める働きがあり、収斂作用や下痢を止める作用もあります。味は渋いです。

テルペノイド


①精油
揮発性の芳香物質で、脂溶性であり、さまざまな生理、心理作用や薬理作用、抗菌作用をもたらします。

②ステロイド
腸管からのコレステロールの吸収を抑え、脂質異常や前立腺肥大の改善に有効です。

③サポニン
界面活性作用を有します。ホルモン様作用をもつものや、鎮咳、去痰作用を持つものがあります。

④カロテノイド
黄、橙、紅色の脂溶性の天然色素で、カロテン類とキサントフィル類に分類されます。強力な抗酸化作用、抗腫瘍作用が知られています。

ビタミン
体内のさまざまな代謝を助ける補酵素の働きをしています。

ミネラル
鉱物を意味し、無機質とも言われます。植物が作り出すフィトケミカル成分ではありませんが、ミネラルは植物の中に存在し、さまざまな働きをします。

苦味質
苦味を持つ化合物。唾液や消化液を分泌させ、健胃、消化促進、共感作用をもたらすものが多くあります。

粘液質
粘りのある成分で、多糖類からなります。鎮静、保護するのに役立ちます。